三人展のお知らせ

会期が近づいてまいりましたので、展覧会のお知らせを致します。

◆大槻香奈、中比良真子、中村至宏 三人展「みる景色、みえる景色」

[statement]
この度は関西在住の作家3人による絵画の展覧会を開催いたします。
参加メンバーは少女を主なモチーフとし現代の情景を描き出す大槻香奈、風景をモチーフに主観と客観を行き来しながら独自の視点を切り取る中比良真子、風景や人物その他様々なモチーフを同等の質量を感じさせながら描く中村至宏です。

いずれのメンバーも風景を主な要素として画面構成をしているものの、そのモチーフの扱い方は全く異なっており、しかしどこか同じ価値観を共有しているようにも見えます。
この共有と差異がひとつの空間に共存する心地よさを、展示を通して伝える事が出来ればと思っています。


◆期間:2015年3月24日〜29日
◆時間:11:00〜20:00(最終日は〜16:00まで)
◆場所:gallery G(広島)
 広島市中区上八丁堀4−1公開空地内
 Tel:(082)211-3260
※広電白島線縮景園前」電停下車すぐ広島で一番高いアーバンビューグランドタワーの敷地内北側にあるガラス張りの建物です。


[作家紹介]
◆大槻香奈
1984年生まれ、京都在住の美術作家。少女モチーフを通して主にアクリル画で現代を表現している。
2007年より活動をスタート。国内外問わず様々な展覧会に参加し、国内では年に約一度個展を行っている。
またイラストレーターとしても活躍の場を広げ、今を象徴するイラストレーター150名が集結した「ILLUSTRATION 2014」にも紹介されている。
http://ohtsuki.rillfu.com

◆中比良真子
どこにでもある風景や人物などをモチーフに、はっきりと見えなくても確かに存在する、
移ろいやすい一瞬の情景を油彩で描き続ける絵画作家。
作品はいくつかのシリーズに分かれそれぞれが異なったテーマを持つが、
一貫してその表現方法はシンプルで見る者にイメージを想起させるような内容となっている。
関西を中心に定期的に作品を発表している。
http://nakahiramasako.jimdo.com/

◆中村至宏
1983年生まれ。
絵画、イラストレーション、グラフィックデザイン、映像、音楽など幅広い表現手法を用い活動している。あらゆる分野に共通して、無常観、孤独感を感じさせながら、深遠で広大な世界を表現している。
近年は絵画作品展示の他、イラストレーターとして「空中ループ」等のCDジャケットも手がける一方、自身の音楽ユニットCalmloopとしての活動も行っている。
http://www.yukihiro-nakamura.com


※DM画像 中比良真子「The world turns over No.14」
2009-2003年 100×80cm キャンバス・油彩